【植樹祭概要】
- 開催地:宮城県岩沼市二野倉公園内8号丘のふもと
- 緯度経度:(38°06’01.8″N 140°55’34.3″E)
- 開催日:2022年7月16日(土)
- 植樹本数:500本、22種類(この地域に自生する在来種、常緑高木/タブノキ、アカガシ、ウラジロガシ、スダジイ、シラカシ、アラカシ 落葉高木/ヤマザクラ、コナラ、エノキ、常緑亜高木/ヤブツバキ、モチノキ、シロダモ、ヤブニッケイ、常緑低木/マサキ、ネズミモチ、ヒサカキ、トベラ、ヤツデ、アオキ、マルバシャリンバイ 半常緑低木/オオバイボタ、ムラサキシキブ)
- 参加者:28人(全国各地からお越しいただきました)
- この森は、20年ほどで大きな木々が生い茂る森へと成長し、大津波の再来時には津波エネルギーを和らげ、浸水域を減らし、避難時間を稼ぐなど命を守る防災林として役立ちます。
「森の防潮堤」や「宮脇方式の森づくり」の提唱者であり、当財団副理事長でありました宮脇昭先生がご逝去されてからちょうど1年の命日(7/16)となりました。宮脇先生の意志を受け継ぎ次の世代へと伝えるための記念日として、小さな植樹祭を執り行いました。1本でも多くの木を植えましよう。宮脇先生が愛した樹種「タブノキ」を合言葉に、全国から植樹人が集まってくれました。
前日は、宮城県の一部に大雨警報が発令され、植樹地でも多くの雨が明け方まで降りました。幸い植樹地は、避難勧告が出るほどの大雨ではなく、活動時間には雨も上がり、多くのボランティアの皆さんが参加してくれました。雨がスッと止むとは、まさに宮脇マジックでした。
木を植えると、なぜかみんな笑顔になります。
そして曇り空の中、活動はスタートしました。まずは植樹地近くの2020、2021年に植えた区画の草抜きメンテナンスから。雨のおかげで抜きやすい地盤になっていました。セイタカアワダチソウ、ヨモギ、アズミなど様々な草が発芽し、苗木の背丈と同等に成長していました。苗木がある程度(2〜3年)成長するまでは、草は日光を奪う要因となりますので、これを手作業で取り除きます。この日は1時間弱ほど行いました。
抜いてはいけない苗木と雑草の区別がつくようになります。見分けるのは、意外と難しいと参加者の声。
東北遊技商業協同組合の皆さまは、財団設立当初より皆勤賞でご参加いただいています!
その後、植樹地に移動し植樹スタート。スタッフが行っているような植樹準備(整地、苗木の仕分け、資材準備など)から体験していただきました。
まずは苗木の仕分けから。樹種表を覗き込み、皆さん真剣。
22種類の木を割合ごとにトレーに分けます。様々な樹種を区画全体に、良いバランスで配置するための重要な工程です。
ワラ縄を留めるための杭打ち。普段の植樹祭ではスタッフが行っています。腰にくる作業なので、普段オフィスでお仕事している方には地味にキツイ。。
木を植える工程は、ベテランの方も必ずおさらいし注意事項などを再確認ます。初心の心で、苗木に優しく!
様々な樹種を、混ぜる・混ぜる・混ぜる。
木を植えると、なぜかみんな笑顔になります。
財団設立当初から準備作業をボランティアしていただいて感謝です!!
黄色い帽子。2013年にボランティアさんとお揃いで作りました。皆勤賞ありがとうございます!
稲わらの上は、いつでも子どもの特等席☆
休憩を挟みながらの約2時間、草抜きから3時間半という長時間の作業をこなしていただきました。皆さまお疲れ様でした!
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