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宮城県・津波防災に役立つ「千年希望の丘」植樹祭(第3回)

6000人のボランティアと共に、5万本の苗木を植えました。

宮城県岩沼市千年希望の丘植樹祭2015

復興支援に駆けつけてくれたくまモン

第3回岩沼市千年希望の丘植樹祭は二野倉地区で開催されました。

  • 植樹日:2015年5月30日(土)
  • 植樹本数:50,000本  
  • 参加人数:6,000人  
  • 植樹面積:16,500㎡  
  • 樹 種:21種
  • 出席者特記:鈴木京香さん、くまモン、陸上自衛隊東北方面音楽隊、高橋万里恵(東京FM)、岩沼市長、細川護煕理事長(元首相)、宮脇昭副理事長(植物生態学者)他
  • 協 賛: 一般社団法人日本宝くじ協会 他
宮城県岩沼市千年希望の丘植樹祭2015

この地域の主木タブノキ

多様な樹種から構成される森は、世代交代を繰り返しながら持続し、自然の猛威の前に痛むことはあっても、たくましい生命力で萌芽再生します。単一種植栽と異なり、病害虫にも強く、枝葉が密に茂ことにより防風・防砂機能を有し、そして次に来る津波にも破砕効果により、津波エネルギーの減衰が期待できます。

宮城県岩沼市千年希望の丘植樹祭2015

広大な5万本の植樹地

森のそれぞれの構成種が根を深く張り、それが相互に絡み合うことにより津波に耐えます。

東日本大震災被災地の沿岸部で生き延びた木々や森を知ることにより、この土地で津波に最も強く長持ちする植生、つまり「潜在自然植生」は何であるかを知る手がかりが得られます。

宮城県岩沼市千年希望の丘植樹祭2015

ボランティア参加してくれた鈴木京香さんとファンの皆さま

被災したクロマツ海岸林では、トベラやマサキといった広葉樹が生き残っており、東北地方の海岸にはタブノキやシロダモといった常緑広葉樹を中心とした森が流されずに残っています。津波を乗り越えて生きる広葉樹が混生する森こそが、地域に最も適した防潮林だと確信しています。

宮城県岩沼市千年希望の丘植樹祭2015

稲わら敷き

全国からお集まりくださったボランティアの皆さま、最後まで丁寧に作業してくださりありがとうございました!また苗木に会いに来てくださいね!

宮城県岩沼市千年希望の丘植樹祭2015

植樹後

くまモンの写真がいっぱい!

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