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「宇佐神宮・鎮守の森の教室~いのちを守る森を学ぼう~」を開催しました。

大分県宇佐市「宇佐神宮・鎮守の森の教室~いのちを守る森を学ぼう~」は、地元大分県を中心に、九州各県からまた遠く宮城県・東京都・大阪府・愛知県からもご参加頂き、森への学びを深めました。

午前中は、岩沼市前市長である井口経明氏(当財団の顧問)による講話「東日本大震災の対応と千年希望の丘創造事業について」がありました。多くの自治体関係者が危機管理意識を持って耳を傾け、震災現場対応や未来への展望について熱心に聞き入っていました。続いて、東京農業大学地域環境保全学研究室教授である鈴木伸一氏による講義「災害からいのちを守る森づくり」では、東日本大震災や関東大震災の歴史を踏まえながら、鎮守の森の防災効果やその実績、そしてどのようにしていのちを守る森を作っていくのかについて説明がありました。テレビでは見えてこない様々な現場の写真に、多くの方が興味深く見入っていました。

参加人数 120名

当財団のロバート キャンベル理事挨拶

午後は、鈴木伸一氏と、東京農業大学森林生態学研究室特別研究員である西野文貴氏が宇佐神宮の鎮守の森を散策しながら、鎮守の森の構造やそれぞれの樹木や草花について説明を行いました。座学の後にフィールドワークをすることで、参加者の皆様は写真を撮ったり質問をしたり観察したりと、理論と現場とを突き合わせて更に学びを深めていました。

東京農業大学地域環境保全学研究室教授である鈴木伸一氏(当財団の技術部会長)

東京農業大学森林生態学研究室特別研究員である西野文貴氏(当財団の技術部会員)

参加者の声:「森を見る目が変わりました。」・「宇佐神宮をこんなにゆっくり歩いたのは初めてです。」・「東北にこの森があれば!と何度も思いながら聞きました。私たちが住む九州にも鎮守の森を作らなくてはと思いました。」・「去年の地震で被災者になって初めて気が付いたことが沢山ありました。まさか自分が被災者になるなんて思ってもみなかったです。東北や鎮守の森からたくさんのことを学びたいと思います。」・「何回か植樹祭に参加していますが、今年の植樹祭へ望む気持ちが一層強くなりました。」・「森がいのちを守ること、防災の役割を果たすこと、今日の学びを知り合いに早く伝えたくて仕方ないです。」

今回の開催にあたりましてご協力いただきました、宇佐神宮はじめ自治体等関係者の皆様に、心より御礼申し上げます。
主  催: 公益財団法人鎮守の森のプロジェクト
特別協力: 宇佐神宮
後  援: 大分県、宇佐市、大分市、別府市、杵築市、国東市、佐伯市、中津市、日出町、豊後高田市、臼杵市、大分合同新聞

公益財団法人 鎮守(ちんじゅ)の森のプロジェクト

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