周期的に再来する津波からいのちを守る「森の防潮堤」
2019年8月4日(日)、東日本大震災で被災した岩手県山田町沿岸部にて「いのちを守る森づくり・植樹祭 in 山田町2019」を開催しました。
今回の植樹地は、海岸から約200m離れた浸水域でした。後背の約200世帯の住宅地を津波から守るための森として、防災緑地公園内に植樹しました。
海岸からの緩やかな勾配により、植樹地からは海の色が美しい船越湾を眺めることができましたが、10mを超えるコンクリート防潮堤は着々と建設中であり、完成した時には海は見えなくなるように思えました。
植樹祭は、山田町長の挨拶で始まりました。
全国から参加してくれたボランティアは400人。
地元の方はもちろん、東京の上智大学からは学生が67名で参加してくれ、遠くは北海道や大阪府、関東圏(東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県)からも多くの一般ボランティアが集まってくれました。
今回植えられた苗木は、地元に自生する在来種23種類、樹高30〜50cm程度の苗木4000本でした。
今後約15〜20年で深く根ざし、木の高さは15〜20mに達し、津波の勢いを減殺し、また引き波で沖に流されるものをくい止める「森の防潮堤」へと育っていきます。
植樹の後は地元の自治会から美味しい振る舞い!イワシのつみれ汁は最高でした!
地元のお母さま方、ありがとうございました!
ゲストで俳優の宮城大樹さんとフリーアナウンサー高橋万里恵さんのトークショーをご飯のお供に楽しみました。宮城さんはテラスハウスに出演したことがあるとか。
山田町に来る途中には、釜石ラーメンを二軒ハシゴしてきたんだって!!
NHK連続小説ドラマ「あまちゃん」で注目を集めた三陸鉄道リアス線は2019年3月に復旧再開しました。
県外からの参加者の中には、この鉄道にも是非乗ってみたかったと言う方が何人もいて、実際鉄道に乗った方々は一様に「車窓が素晴らしかった」と関心していました。
みなさんも三陸鉄道に乗って、植樹地を是非見に来てくださいね!!