鎮守の森のプロジェクトは「持続可能な開発目標(SDGs)」に合致した取り組みです。
「災害からいのちを守る森」づくりは、自然環境の機能を活用したグリーンインフラを通じ、地域と暮らしを災害から守り、自然資本の保全にも寄与します。(SDGsとは)
鎮守の森のプロジェクトは、東日本大震災を契機に被災した東日本太平洋沿岸に「森の防潮堤」を造成することを目的に活動を開始し、今では防潮堤だけでなく、全国で「災害からいのちを守る森」づくりを推進しています。
この森づくりは、直接災害からいのちを守るだけでなく、もう一つの重要な役目を果たしています。気候変動の原因である地球温暖化現象、そのまた原因である温室効果ガス(CO2)などの削減にも大きな効果を発揮するということです。『温暖化対策の切り札は、木を植えることである』と宮脇昭副理事長(横浜国立大学名誉教授)は言っています。皆さんに植えていただいた1本の小さなポット苗が20年後に20m近く2tの大木になった時、どのように計算してもその半分1tは炭素を固定したことになるからです。「災害からいのちを守る森」づくり、それは同時に気候変動の元凶である地球温暖化を食い止める切り札でもあると考えています。